生活費はアジア新興国より安いといっても過言ではありません。 下のチャートはNUMBEOという世界各都市のデータを扱うサイトから、日本人の主要移住都市の生活費+家賃のデータをまとめたものです。ニューヨークの生活費+家賃を100として指数化されています。(アンケートを元に作ったデータのようですので、参考程度と思って下さい。私自身が世界を巡った感覚値とはかなり一致しています。) このデータによると、東京の生活費+家賃指数は64、東南アジア新興国主要都市は25~40程度とのことです。 そしてバクーですが、衝撃の20です。(グラフの下の方にあり、見づらくて申し訳ありません。)東京の3分の1です。インドのデリーとほぼ同じ水準です。やはり通貨危機にある国では、外国人は大変お得に生活できます。 贅沢をしなければバクー中心部でも月々1,000マナット(約6万4,000円)程度で十分暮らしていけます。それぐらいのコストで生活している外国人もたくさんいます。バクー市街中心地でも月額家賃300~500マナット(約1万9,000円~3万2,000円)程度の古めのアパートもあります。現地食レストランのお得なビジネスランチセットは3~8マナット(約190円~510円)です。少し良いレストランでディナーを食べても20~50マナット(約1,200円~3,200円)程度で、日本の居酒屋より安いです。 月々1,500~2,000マナット(約9万6,000円~12万8,000円)もあれば、新しめのアパートで優雅な暮らしができます。
参考までに、バクーのセントラルステーション28 May駅近辺での生活費です。
家賃ですが、旧ソ連時代に建てられたOld Buildingか、ソ連崩壊後に建てられたNew Buildingかによってだいぶ変わってきます。ソ連崩壊と言っても、30年近く前の出来事になりますので、New Buildingと言っても少し古めの建物も結構あります。 一般にNew Buildingの方がエレベーターや給湯設備は壊れる心配が少ないです。とはいえ、Old Buildingでも部屋はたいていリノベーションされているので、生活環境はNew Buildingと変わりません。 光熱費や交通費はかなり割安です。通信費は通信速度によってだいぶ開きがあります。 食材や日用品は、輸入物はそれなりの値段になるのですが、現地調達されたものはびっくりするぐらい安く、食事を自炊すればかなり節約できます。 服はDe Factoという(日本でのユニクロのような)ファミリー向けチェーン店で価格を見てきたのですが、日本のGUより安いかなという水準でした。
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