アゼルバイジャン人の中には自分たちのことを勤勉なハードワーカーだと評する人達が結構いるのですが、私個人の認識は真逆で、とても怠惰な人達だと思います。(お金がないので必死に長時間労働に耐えてる人もたくさんいますが、勤務態度は怠惰です。)そもそもアゼルバイジャンは、アラブとソビエト共産主義という2つの極めて怠惰なカルチャーの合流地点に位置しており、勤勉なはずがありません。
日本人なら誰でもできるようなちょっとした事務作業も満足にできないような人ばかりです。暇があるとぺちゃくちゃどうでもいいお喋りに勤しみ、一度話始めたら止まりません。(この国ではお喋りがエンターテイメントです。) 時間にもとてもルーズです。「すぐ」とか「1 minute」とか言ってきたら、大体1時間ぐらい遅れます。ちょっとした問題も解決できず、最後には「明日やる」と言って逃げるのですが、いざ明日になったらすっかり忘れています。 事前にしっかり打ち合わせをしても、いざ当日になったら全く何も準備されておらず、悪びれる様子もなく「なんだっけそれ?」ととぼけてきます。 メールはまず見ていません。電話でプッシュしても、やっぱりすぐ忘れちゃいます。実際顔を合わせてようやく話が前に進むのですが、それでも次に会ったら全く何も準備されてなかったり、話が全然違ってるなんてこともあります。 先進国ではまず見かけない類の人達です。このアラブのノリには本当にイライラさせられます。(アラブ圏はこんな人ばっかりです。)何事も余裕を持って準備しましょう。 びっくりしたのは郵便物の紛失です。アラブ圏では普通郵便が機能していない国は結構あるのですが、バクーの場合、(普通郵便の紛失はもちろんのこと)EMS(国際スピード郵便)がどこかに消えてなくなってしまうことがあります。 日本から届くはずのEMSがなかなか届かず、追跡番号を使って郵便局(Azerpost)に問い合わせをしてみたら「もう配達済みです」との驚くべき返答。「いや配達されてない」と食い下がったら、しばらく色々調べてくれて「宛先人に連絡がつかず配達できなかった」との返答。「いや電話をもらってない」とキレ気味に食い下がったら「もう日本に送り返してしまった」との唖然とする返答。。。どうも配達員が面倒くさがって勝手に宛先人不在にして送り返してしまったようです。。。 郵便局の電話窓口には英語対応可能な人もいるので、早め早めにこちらから問い合わせましょう。そして普通郵便ではなく、必ず追跡可能なEMSを使いましょう。 こんな人達なので、楽をして外国人から金を巻き上げることばかり考えています。 要注意なのはタクシーの運転手です。バクーではタクシーメーターは使わず、値段は全て交渉で決まります。相手が外国人と見るや、相場の数倍の値段を吹っかけてきます。必ず車に乗る前に値段交渉をしましょう。参考までに車で10~20分程度の近距離移動なら3~6マナット(約190~380円)程度です。空港から市街中心部でも15~20マナット(約960~1,280円)程度が相場です。 バクーではUberも使え、タクシーよりはだいぶ評判が良いです。 もう一つ外国人にとっての天敵は物乞いです。主に夕方~深夜の駅前・市街中心部で出没し、あの手この手でお金ちょうだいと付きまとってきます。ひたすら無視しましょう。突然声をかけてくる奴はたいてい物乞いです。 そして、汚職が個人レベルで蔓延しています。この国は基本何でも金で解決できます。犯罪を犯し逮捕されても警察官にお金を払えば何事もなく釈放です。テストの出来が悪くても教授にお金を払えば単位が取得できます。 (国内メディアがあまり報じないため、アゼルバイジャン国民は関心がないのですが)今ヨーロッパではアゼルバイジャンの汚職がちょっとしたスキャンダルになっています。欧州評議会(Council of Europe)の議員会議(PACE)メンバーが、アゼルバイジャンの人権侵害を見逃す見返りに、アゼルバイジャンから賄賂を受け取っていたというものです。マネーロンダリングの手法により引き渡された資金は総額29億ドル(約3,100億円)とも言われています。(正気か??)詳しい情報は徐々に明るみに出てくると思われますが、もしこの金額が本当であればGDPの7%に相当する金額が汚職に使われたということになります。。。 私も個人的に便宜の見返りに賄賂を要求されたことが何度かあります。もちろん一切払いませんでしたが。 実は日本絡みでも汚職の疑いのある事案がありました。2012年のロンドンオリンピックのボクシング男子バンダム級、日本の清水聡選手とアゼルバイジャンのMagomed Abdulhamidov選手が対戦しました。清水選手が6度のダウンを奪い優勢に試合を進めたのですが、レフリーはカウントを全く取らず、挙句Magomed選手が立ち上がるの手助けまでし、判定によりMagomed選手が勝ち名乗りを挙げるというプロレスのような八百長が行われました。(会場は大ブーイング。)アゼルバイジャン政府からAIBA(国際ボクシング協会)への賄賂があったと噂されています。さすがに判定は後日取り消しとなり、清水選手はその後も勝ち進んで銅メダルを獲得しました。ちなみにこのロンドン五輪最大のスキャンダルもアゼルバイジャン人はほとんど知りません。 あるいは、自分たちに都合の悪い事実は知っていても、「なにそれ~?」と知らないふりをします。この国では臭い物には蓋をするのです。 総括するとアゼルバイジャン人は民度が低いのです。
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