観光等のパッと見の印象でこの国について判断するのはやめて下さい。
私も移住前に観光をし「人々は穏やかで、問題なく生活できそうだ」と勘違いをして移住してしまったのですが、最初の数週間で「この国なんかおかしーぞ?」となり、ものの数か月で「こいつらヤベーわ」となり、ナゴルノ・カラバフ戦争とそれに対する人々の様子をバクーで目の当たりにしたことでこの感覚は確信に変わりました。 現地に根を下ろし、地元の人々と深く交流することで、チープな張りぼてでは隠し切れないエグイ本質にようやく気付くことができました。ここまでパッと見の印象と実態がかけ離れている国も珍しい。 この国では全てが嘘です。 政府、歴史、ニュース、人々、文化、警察、全てがブレインウォッシングとプロパガンダにまみれた嘘ばかりです。息を吸うように嘘をつくことになんのためらいも見られません。 アゼルバイジャンへの移住方法をまとめようと軽い気持ちで始めた当サイトですが、いつの間にか「自分がこの国で目にしたもの感じたことを記録に残す」という使命感から、かなり切り込んだ内容になってしまいました。 一通りの内容を投稿し終えたので、ここで一旦サイト・ブログ更新を休止したいと思います。 「んなわけねーだろ」と当ブログの内容をにわかに信じられない読者の方からツッコミを頂くこと度々ですが、誓って極端な脚色やガセネタは排し、事実を事実として淡々と書くとこうなってしまいます。 当ブログに掲載している内容は英語でググればすぐに裏の取れる程度の内容ですので、興味のある方は是非英語でもっと調べてみて下さい。 2019年以降、ムヒタリアンのヨーロッパリーグ決勝戦欠場や、バクーでのデモ行進の武力鎮圧等、きな臭いニュースがちらほらと出ていましたが、今回のコロナ禍真っただ中でのカラバフ侵攻とそれに伴う意図的なプロパガンダ・フェイクニュースの拡散や戦争犯罪の数々で、ついにベールに包まれたアゼルバイジャンという国が国際社会にその危険な姿を現し始めました。 他人種に寛容とされるテュルク(トルコ)系民族ですが、自分の軒先に自分と相いれない考えを持つ集団が存在することは許さず、そういった「敵」に対しては容赦なく根絶やしにかかる残忍さを併せ持っていることは歴史が証明しています。 トルコによる第一次世界大戦中のアルメニア人大虐殺然り、現在進行形のクルド人迫害然りです。 あくまで私の感覚ですが、このテュルク民族が持つ、排他性・狂信性・攻撃性がかなり強調されたのがアゼルバイジャン民族だと思います。 そこにソビエト式+アラブ式のブレインウォッシングと軍事独裁政権が加味され、21世紀にかくもヘンテコな国がオイルマネーにより生き残ってしまったのだと思います。 先のカラバフ戦勝パレードにて、独裁者アリエフ大統領は「アルメニアの首都Yerevan、Zangezur、Goycheはアゼルバイジャン人の歴史的な領土である」と歴史改ざんスピーチを行いました。 これは将来のアルメニア本土進攻への布石と考えて間違いないでしょう。 あくまで私の感覚ですが「こいつらはやります」。 30年前のスムガイトでアゼルバイジャン市民がアルメニア移民の大虐殺を行ったように、アゼルバイジャンがアルメニアに侵攻してアルメニア人を根絶やしにするのは決して絵空事ではありません。 次に世界の地政学環境が不安定化したタイミングで、アルメニア本土進攻は十分起こり得るのではないかと思います。 個人的にアゼルバイジャンは北朝鮮より危険だと思ってます。 北朝鮮はミサイル撃つぞ撃つぞ詐欺をするだけで実際には撃ちません。アゼルバイジャンは撃ちます。 その行動が凄惨な結果を招いても、記憶力の悪いアゼルバイジャン人はすぐにそんなことは忘れ、歴史は改ざんして美化し、都合の悪いことは嘘で隠し、国際社会からの批判は情報統制でシャットアウトし、しれっと「アゼルバイジャンって良い国よ」と息を吸うようにのたまうでしょう。 テュルク民族はこうやって版図を拡大してきたのでしょう。 突然その地に現れ、先住民と混血しつつもアイデンティティーは失わず、数を増やし勢力を拡大し、反対勢力は根絶やしにし、気づけば「ここは俺達の国だ」です。 今、ヨーロッパを中心にトルコ移民が急増しております。数世紀後何が起きるか。 さて、イランでは核科学者が暗殺され、中東和平により湾岸諸国とイスラエルがイランを挟み撃ちにできる体制が整いました。 「They separated the Aras River and filled it with rocks and rods. I will not be separated from you. They have separated us forcibly.」 これはカラバフ戦勝パレードに出席したトルコのエルドアン大統領が、アゼルバイジャン民族がイランとアゼルバイジャンに分け隔てられていることを嘆いた詩とされています。(トルコ側はその意図を否定) トルコはイランとそこまで関係も悪くなく、この詩をもってトルコ・アゼルバイジャンがイラン北部に侵攻するという判断は早計ですが、イラン包囲網が強まる中、将来の侵攻に含みを持たせるべく軽くジャブを打ってみたといったところでしょうか。 シリアに目を移すと、実はカラバフ戦争の真っただ中、トルコ軍はシリア内最大の軍事拠点ムーリク市の監視所から撤退し、一帯はシリア政府・ロシア軍の実質的な支配エリアとなりました。 さて、日本の地政学・外交の専門家の皆様はアゼルバイジャンに関してはほとんどノーマークだったのではないでしょうか? しかし、今回のナゴルノ・カラバフ戦争を
もうスルーせずに一度この国について真剣に調べてみてはいかがでしょうか? ところで当ブログの本題である「アゼルバイジャン移住」に関してですが、これだけネガティブな発見を暴露しておきながら、お勧めです。 合法的にネットの通じるソビエトに住めると思えばまたとない経験でしょう。 最近日本人ノマドに大人気の隣国ジョージアについての質問を頂くのですが、ジョージアなんか住んで面白いすか?? ジョージアってもはや普通の国です。快適過ぎてなんの面白みもありません。 不快と混沌の入り混じるアゼルバイジャンでの生活は、軟弱な日本人を芯から鍛えなおしてくれるでしょう。 見たまま感じたままをそのまま記録に残すことに主眼を置いた当ブログですが、事実を事実として書くとほとんど都市伝説になってしまうのがこの国を凄いところです。 普通の日本人が私のようにアゼルバイジャン現地のコミュニティにがっつり入り込むことも難しいので、なかなか確認しようがない内容も多いでしょう。 私の考えを押し付ける気もありませんので、まぁ皆さん自分の目で見て判断してください。 信じるか信じないかはあなた次第。
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