それでは、爆速でアゼルバイジャン投資居住権を取得して移住するスケジュール案を紹介したいと思います。その気になれば最短一か月以内で全手続きが完了します。
もちろん色んな移住パターンがあると思いますので、あくまで参考程度にして頂けたらと思いますが、かなり無駄を省いた効率的なスケジュール案だと思います。
以下、各ステップを簡単に解説したいと思います。 渡航前 居住権申請時の一時住所としてホテルを利用する場合は、渡航前に賃貸期間・家賃・チェックアウト条件等をホテルと合意しておきます。事前に(アゼルバイジャン語ですが)賃貸契約書を入手しておくとスムーズだと思います。 また、現地でサポートしてくれる(英語対応可能な)弁護士に連絡を取り、費用やスケジュールも事前打ち合わせをします。 初回渡航 注意事項として、アゼルバイジャンにお越しの際は、ドル・ユーロを現金で持参された方がよいと思います。現地では基本的にドル・ユーロ・ポンド・ルーブル以外の通貨は両替は困難です。ATMでマナットのキャッシングはできます。(International Bank of Azerbaijan、BTB Bankあたりは日本円含むその他の通貨の両替も受けてくれることもあります。) また入国にはビザが必要なのですが、30日間滞在可能な一般査証をHeydar Aliyev空港で取得できます。日本人の場合査証費用は無料です。空港の査証受付はいつも空いているので、手続きもスムーズです。(e-Visaといって23ドル払えば事前にネットで取得できるビザがあるのですが、お金の無駄だと思います。) 空港から市街中心部まではタクシーで30~40分程度、値段は15~20マナット(約960~1,300円)程度です。どの運転手も値段はふっかけてくるので、必ずタクシーに乗る前に値段を確約しましょう。リムジンバスもあり、値段は1.3マナット(約80円)です。 現地にはイスラム式のトイレットペーパーのないトイレもありますので、水に流せるポケットティッシュを持参しておくと、いざという時助かります。 現地で弁護士と落ち合って各種手続きに臨みます。 弁護士と一緒に銀行に行って口座を開設し、また健康診断を受診します。ホテルで賃貸契約も結び、ホテルオーナーから必要書類も入手します。ここまで1~2営業日で十分です。手続きに必要なのはパスポートだけです。 翌日か翌々日には健康診断の結果も受領できます。 一点注意事項ですが、銀行口座開設に際してデビットカードも申請する場合、カードの発行に数営業日を要します。銀行によってはデビットカードの番号がないとネットバンクが使えなかったりして不便です。 アゼルバイジャン渡航中かあるいは帰国後か、お好きなタイミングで10万マナット(約640万円)以上の金額をアゼルバイジャンの口座に送金します。入金までに数日かかります。多額の送金をまとめて送ると一時ブロックされる可能性があるので、数十万円単位で分けて送金すると良いと思います。 送金後、銀行から預金額を証明する銀行証明を受領し、ASAN Serviceという各種行政機能が集約された市役所のような場所で居住権の申請を行います。 居住権発行 申請後2~4週間の審査機関を経て居住権が発行されます。(メールで連絡が来ます。) 移民局の窓口によると、日本人がこの投資居住権申請を却下されることはまずあり得ないとのことでした。 ただ初回申請の場合は、1年間の居住権を申請しても、半年程度しか付与されない場合もあるようです。 (蛇足ですが、居住権を何度か更新しているうちに、面接に呼び出されることもあります。面接内容は形式的で、居住の目的や生活費の出どころなどです。普通に返答すれば特段問題ありません。通訳の同席も可です。) 移住 アゼルバイジャンに入国して、居住権の申請を提出したASAN Serviceの支店でTemporary Residency Card(居住権を証明するIDカード)を受領すれば、アゼルバイジャン生活の開始です。このTemporary Residency Cardが国内での身分証明書になります。ややサイズが大きくて、財布に収まりが悪いのが難点です。 尚、居住権の有効期間中に90日以上アゼルバイジャン国外にいると、居住権が失効してしまいますので、ご注意下さい。
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